真っ直ぐな道を曲がった先に続く僕の長い英語道

英語、英文法、TOEIC、英検などの勉強方法などを書いていきます。英語の個人レッスンを行っておりますので、英語を学習してみたい、またはされている方、お気軽にご連絡頂ければ幸いに存じます。

TOEIC 600点~700点、800点 リーディング 勉強方法①

真夏日が続く東京。急な暑さですが、皆さん大丈夫ですか?

さて本日は、前回から続いて、
TOEIC600点を取得され、その後更なる飛躍を目指す際の勉強方法を書いていきます。

今回からはリーディング編として、PART5と6に焦点を当てて書いていきます。

600点までを基礎固めとすれば、600点より先はいかに文章を早く読めるか、単語を知っているか、文法をしっているか、応用力があるかにかかってきます。

そこで、600点までは大雑把に覚えていた知識やなんとなく抑えていた事柄をより深く理解していかねばなりません。

問題を解く際の勉強方法については、500点、600点を目指す際と大きくは変わらず、
「①問題を解く」→
「②答え合わせ」→
「③スラッシュリーディング」→
「④わからない単語と文法事項を調べる」です!!

この作業はどんなレベルでの英語学習にも使える鉄板と思います。
この作業をまとめて言うならば、「英文の構造把握」及び「英文解釈」と言えると思います。

但し、レベルが上がってきて、スラッシュリーディングしなくてもいいなと思ったら、省いてしまってもかまいません(個人的には、750点超える辺りまでは又は800点辺りまではスラッシュリーディングした方が良いと思っています)。

「暗記より理解に重点を置く!」

600点より先を目指す際に、特に重要なことは、単語や文法事項をより深堀りして調べることであると思います。

具体的に言えば、600点を目指すまでは、「either A or B」を単なるイディオムとして覚えていたとします。

しかし、600点より先を目指すには、より深堀りをして、「eitherは副詞なので後ろに節は置けず、orは接続詞なので後ろに節を置くことができる」というように、より理論的に「理解」していくことが重要となります。

このように理解することで、少しひねくれた問題の選択肢中に、「whether」と「either」が出てきても、「whetherは接続詞だから後ろに節(主語+動詞の固まりのことを節という)を置ける」、「eitherは副詞だから節を置けない」と判別できるようになります。

単語についても語源や接頭語の意味まで調べると、暗記だけの単語学習ではなくなります。

例えば、「exportの接頭語exは外に出すイメージ+港port=輸出(する)」、「fenceはdefenseの接頭音deが落ちたもの」など。

「暗記頼み」から「理解」へとステップアップさせるのが、この600点より先の世界なのではないかと思います。

もちろん600点を目指す段階から理解に重点を置かれるほうがよいです。しかし、なぜこの段階で「理解」のステップの話に重点を置いたかといえば、理解の重要性を知るためには、どこがわからないかを知る必要があります。

自分が「何を知りたいか」が明確でないと調べることが出来ないからです。600点までは本当の基礎の知識であるため、調べられる範囲に限界があります。しかし、600点を越え、700点に近くなってくると、今まで読んでいた英文が少し違った角度から見ることも出来るようになり、新たな疑問が生まれ、その疑問を調べて解決できるようになっていきます。

今まで疑問に思いながらも暗記で乗り切っていた問題が、理解で乗り越えられるようになるのも調度この頃と思います。そうなると学習は非常に楽しくなってきます。暗記は辛いものなので、早期に理解のプロセスに移れるよう、基礎的な単語と文法事項については、600点達成までに抑えてしまいましょう。

「理解をすることは、本当の英語力を育てる」

 本当の英語力と抽象的な言葉を使ってしまいましたが、ここでは、TOEICなどの英語試験や資格ではなく、日常生活の中での英語の運用能力のことを指します。

試験勉強だけを進めていると、合否のみに集中してしまい、覚える範囲も試験に出る範囲周辺の偏った知識になってしまいます。

試験のスコアをアップさせたいだけであれば、試験特化の勉強のみでよいですが、試験のその先に、「英語を使いたい!」という目的があるのであれば、この調べて、理解するというプロセスは必ず役に立ちます。

そして、調べて身に付けたことは、TOEICなど の試験や資格の点数にも必ず反映する相乗効果があります。

本日は、600点より先を目指される際のリーディングの勉強方法の心構えのようなものを書きました。

次回はオススメ参考書をご紹介しようと思います!

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

tatsuya nagaiのレッスン詳細

https://jmty.jp/s/tokyo/les-eng/article-6sxie

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https://tatsuyanagaienglish.amebaownd.com