英検一級勉強方法②リスニング編
さて本日は、英検一級のリスニングの勉強方法を書きます。
基本的な勉強法については準一級のリスニングの勉強方法と同じになります。
リスニングについて、
英検1級級のリスニングの問題は、PART1~4までの4部構成となっており、このうちPART1とPART3はTOEICのリスニングPART3と4に似ているところがありますのでこたつのPARTを学習することは、TOEICのリスニング力向上にも繋がります。また、TOEICにはあまり出てこない会話表現も数多く登場するので、よく日常生活の中で使われる英語の表現を学習することが出来ると思います。
続いて、英検一級のテスト全体の中でもっとも難しいと思われるのがPART2です。この問題は、1つの問題として出題される長文の音声に対して、2つの問題がついている問題です。TOEICのリスニングとは比にならない長さであることと、話題が社会問題、国際問題、化学、生物、医療、歴史など学術的なものが多く、そもそも使われている単語自体が難しいというものも数多くあります。時には、背景知識が問題解答の重要な要素となることもあります。
自分自身は、日頃からなるべくニュースや疑問に思うことを調べる性格であったため、そのムダ知識が役立って、内容を深く理解し、解答している問題もあります。このPARTだけではなく、ライティングや面接試験のことも考え、日頃からニュースや多方面の情報に興味を持ち、わからないことは調べるという習慣(しっかり調べるなどというかっちりした学習ではなく、気になったことを簡単にネット検索し、ふーんと頭に軽くいれておくぐらいでOK)が役立ちますので、私自身も今一度肝に命じて、多方面に渡る情報収集から背景知識の習得につとめようと思います。
このPART2の学習こそが、リスニング力を更に高めるものであると思うので、リスニング学習の中心は、PART2の学習にすると良いと考えます。
また、最後の最後に待ち構えるpart4はインタビューの問題となり、リスニングとしては最長の英文を聞くことになります。また、会話のスピードも早めとなるので、日頃いかにリスニングの対策を行なっているかが肝になります。
リスニングオススメ参考書
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リスニングに学習をする際は、
①参考書や過去問を使ってpart1の学習を行う。
②参考書や過去問を使ってpart3の学習を行う。
③参考書や過去問を使ってpart2の学習を行う。
④参考書や過去問を使ってpart4の学習を行う。
とパートごとの学習を行われると良いと思います。
1日に全てのpartの学習を行う必要はありません。
今日はどのpartを学習するかを決めて取り組むと取り組みやすくなります。
1日のリスニング学習の推奨量としては、
part1はテスト2回分
part3はテスト3回分
part2はテスト2回分
part4はテスト2回から3回分
を目安に学習をこなされると良いです。
それでは、リスニングPARTの取り組み方です。
こちらも以前紹介したTOEICのリスニングPART3と4の勉強方法と同様です。
partごととすると自分が効きにくかった音声などの記憶が薄れてしまうため、part全体に取り組んでから採点するのではなく、1スクリプトごとに設問に解答、採点をされることをお勧めします。
取り組み方
1、問題を先読みせずに音声を聞く。
2、一度聞いただけで内容がわからなければ、2度~3度聞いて解答する(但し、一度聞いて解答できなかった問題には印をつけておく)。
3、1スクリプト分の解答が終わったら、解答を確認して、丸つけをする。
4、スクリプトを見て、わからない単語や文法がないかを確認する。
5、スクリプトを見ながら音声を聞く(最低2回)。
6、スクリプトを見ないで音声を聞く。
7、次の問題に進む。
またこの際、英検ではメモを取ることが許可されていますが、聞いた英文のキーフレーズやキーポイントを覚えておくとためのリテンション能力を高めるため、試験当日の不測の事態に備えるため、高負荷な学習を行うことで自信をつけ当日の試験に臨むため、一度目はメモを取らずにリスニングの問題に取り組んでみてください。
※メモを取った方が正答率がよければメモをとりましょう。
音声を聞く姿勢はそれぞれ個人差があるので、いくつか方法を試して自分に合う聴き方を見つけてください。
個人的には英検一級のリスニングでは、集中して音声を聞くことができれば、メモを取らずとも問題に解答できると思います。
この学習方法に加えて、英検一級のリスニングPART2の音声については、一度上記の方法で解いたPART2の音声を、日頃から何度も聞き直すことをお勧めします。
またpart2の学習に効果的であったのが、前回の記事の単語学習部分や英検準一級の記事にも書いた、
part2で流れる難易度の高い単語を耳で聞いて意味がとることができるようにするために、「でる順パス単」で単語と一緒に流れる例文をディクテーション」することです。
でる順パス単の例文は、一文が長いものも多く、文構造が文語調で少し複雑なため、単語力だけではなく、ディクティーションすることでリスニング力を高めるには持ってこいと思います。
そして、英検一級のリスニングパートのPART2は比較的難しい話題と長い英文の問題となるため、この出る順パス単を使ったディクティーションを行うことで、PART2対策の学習にもなります。
このディクテーションを行なったことで少し難易度の高い単語も音として意味が認識できるようになり、part2の得点を大きく伸ばすことができました。
さらに奥の手として、英検一級のpart1では数問過去問を再利用した問題が出題される傾向があります(今後変わる可能性も否定できないので要注意)。
よって、過去の英検一級の試験時のリスニング音声を手に入れることができれば、part1の問題については、相当数正解を選べるでしょう。音声を手に入れる方法としては、高額となっていることが多いものの、メルカリ、アマゾンやヤフオクにて過去の英検一級全問題集のCDを購入することで聞くことができます。ブログの筆者は比較的良心的な値段で出品されるメルカリまたはブックオフなどの町の古本屋にて全問題集のCDを購入していたため、経済的に過去問を手に入れられたと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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