英語 学習方法 リスニング ディクテーション やり方
昨日まではリーディングの参考書と勉強方法を中心に紹介しました、今日は、英語のリスニングの勉強方法のご紹介です。
子どもであれば、聞いたままの音を発生できるよう(絶対音感や母国語を無意識のうちに使える様になるのも子どものうち)になるそうですが、大人が、英語を聞き取れるようになるためには、ただ聞き流せば聞けるようになるわけではありません。
聞くだけでOKではないのですね。
聞き流しても英語は聞こえるようになりません!!
では、大人になってから、英語を学ぶにはどうしたらよいか?
それは、体系的に学んでいくこと!だそうです。そのため、文法などの型が重要になるのですね!
英語を聞けるようになるには、泥臭い努力が必要です。でも聞こえるようになると、努力があったからこそ、嬉しくなるもの。
私も映画のフレーズや英語の日常会話が少し聞き取れるようになってきたので、嬉しい日々をかみ締めています。「ホントはこういってたのか!」と、よりストーリーを深く理解できました。
「ディクティーションのすすめ」
リスニングの学習方法として有名なものは、ディクティーション、オーバーラッピング、シャドーイングあたりかと思いますが、一番お勧めするのは、ディクティーションです。
ディクティーションとは、流れてきた英語の音声を、紙に書き写していく学習方法です。英文を聞いて理解することが目的なので、一文ずつ音声を区切っていく(ポーズ)しながら進めると良いでしょう。
手間がかかり、最初は聞き取れない、書き取れないなど苦労しますが、続けていくことで確実に成果は出ます※。
一度で聞き取れなかった音声は何度聞いてもOK。
自分が「これ以上聞えない」と思うまで聞いてみましょう。
なにより、ディクティーションの良いところは、紙に書いていくので、自分が聴けていない単語や音がはっきりとわかること。間違えたり聞えなかった音は、問題集側にもチェック、紙には赤などで書き直し、スクリプトを見ながら音声を何度も流して復習しましょう!!
写真は私自身がディクテーションの際に書き写したルーズリーフの一部です。おそらく100ページ以上は使ってます。ノートを縦半分に折って使うと経済的です。わかりにくい写真、汚い文字、ご容赦ください。
※ディクティーションをするためには、基本的な英文法力、単語力、英語の音を聞く力が必要です。この3要素が絡み合い、聞き続けることでディクティショーンの真の効果が発揮されます。
「ディクティーションの効果」
ディクティーションをすると、言葉をリテンションする力が付きます。リテンションとは、音声や文章を頭の中に保持することを言いますが、実は日本語を話しているとき、私たちは自然とリテンションしているのです(自然とシャドーイングもしていそう)。リテンション力はTOEICの設問の先読みなどにも必須スキルなので、身に付けて損はありません。
そして、本来のディクティーションのやり方とは、脱線してしまいますが、自分が聞えなかった単語を想像力で補ってみましょう。日本語での日常会話においても、私たちは全ての音を聞き取っているわけではないそうです。状況や相手の表情、言葉のトーン、身振り手振りを認知して、音を脳が補ってくれています(メラビアンの法則によれば、人間が言語から情報を受け取っている割合はわずか10%しかないそうです)。
つまり、聞き間違いや空耳はこの認知ミスから発生するのですね!日本語ネイティブの私たちが日本語の聞き間違いが少ないのは、この音、単語が来たら次はこの音と脳が覚えているからです。それを英語でも少しずつ出来るようになると、英語を聞き取ることが大分楽になります。
そのためには、英単語、イディオム、コロケーション、英文法を覚えていることが非常に重要になります。
ディクティーションは聞きながら書いていくことで、英単語や英文法を復習できるという非常にお得な勉強方法でもあります。
ここに発声もつけて文章を難解か恩僕すると、英会話においても役に立つようになり、正に究極の学習方法です。
「ディクティーションをする際に」
TOEICのリスニングや日常の会話では一語一句まで聞き取ることは少ないと思うので、「aやthe」などの冠詞等、細かいミスは気にしないことがお勧めです(これは私のリスニングの師匠の方からいただいたアドバイスです。)。
細かいことを気にしすぎると、進まないし、初めのうちは挫折してしまう可能性が高くなります。
また、いきなり長い文章をディクテーションするのではなく、2から3語、長くて5語ぐらいの本当に短い英文のディクテーションからスタートしましょう。
私自身はこのディクティーションを取り入れてから、TOEICのリスニングは1ヶ月で50点以上向上し、リスニング力が鯉のぼり、鰻上りになりました。
本日はリスニングの勉強方法について載せました。次回は、このリスニングの勉強方法を実行する際にオススメの参考書の記事を書きます!
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