英検準1級2次試験対策
英検準1級の2次試験の勉強方法は以前の記事でも詳述いたしました。
今回は具体的にどのように面接時に応答すればよいのかを解説していきます。
まず英検準1級の2次試験は、
入室時のスモールトーク後に
4コマが書かれたカードが渡され、
与えられた1分間で4コマの内容を読み取り、ストーリーを組み立て、
2分間以内のスピーチにまとめる。
そしてその4コマに関する4つほどの質問に応答するというもの。
所要時間としては10分ほどで終わってしまいます。
オススメの参考書は以前にもまとめましたが、こちら↓
以前も申し上げた通り、参考書の模範解答は知識、語彙、文法など全てが完璧なものとなっているため、このレベルでないと合格できないのかとすくんでしまいますが、実際は模範解答のレベルで応答する必要は全くなく、英文法や語彙が正しく用いられ、主張に一貫性があれば受かりますのでご安心ください。
また英検の面接は、質問に対して賛成でも反対であっても自分の意見をしっかり述べられれば採点に差はないので、自分の意見をしっかり述べましょう。または、賛成と反対どちらの方が英語で述べやすいかを判断基準として応答するのも良いと思います。
ではそれぞれの設問に対する具体的な応答方法です。
試験に向けた勉強時には、まず自分の応答を紙に書いてまとめることをお勧めします。
まずは渡されたカードに書かれた4コマも内容を即席でスピーチする問題の対策
1、まずはカードに書かれている人が何をしているのかに着目する
2、その際、その人物がどのような表情をしているか、どのような気持ちを抱いていそうかにも着目する
※吹き出し等で英文が書かれていたらその英文をそのまま描写に使おう(後述)
3、周辺の物体や状況がどのようになっているのかに着目する(ここはできたらで良い)
4、1から3で着目し読み取ったことを人物の様子、人物の表情、周りの状況の順(つまり1から3の順)に英語で描写する。この際人物の様子で1文、表情で1文、周りの状況で1文と分を区切ると答えやすい。
4、4コマ分それを繰り返す。
上記の過程を踏むと1コマにつき、2文から3文の英文を話すことができ、ちょうど良いそれなりの長さのスピーチが出来上がります。
また、カードには、このフレーズから始めよという「Oneday,〜」という英文が書いてありますので必ずその英文からスピーキングをしましょう。
また、この書いてある文の動詞の時制が過去形であるため、4コマの描写で使う動詞は以下に紹介する吹き出しに書かれた英語を描写するとき以外は全て過去形にします。
4コマ内には登場人物の言っていることが吹き出しで書かれていたり、登場人物に感情がすでに英文で書かれているコマがあります。そのコマでは、その書いてある英文をそのまま使って描写しましょう。描写の際は直接話法でセリフ等を言うとそのまま書かれている英文を使えるのでおススメです。
例えば、女性がI’m happy. と言っている場合、
直接話法she said “I’m happy.”
間接話法she said that she was happy.
となります。
主節に動詞は、4コマの描写に合わせ過去形としています。
間接話法にしようとすると、主語と動詞の時制を変える必要が出てくるため、間違いやすくなります。
面接本番時には2分を過ぎたところで打ち切られてしまうので、どれくらいの速度で読むと2分に収まるかをストップウォッチ等で勉強時に計測しながら、学習を進めましょう。
上記の1コマにつき2文から3文というペースで4コマを描写するとよほどゆっくり話すことがなければしっかりと2分に収まると思います。
次に4コマ後のそれぞれの質問について、
大前提として、質問に対する応え方は、2文から3文構成とし、
1、自分の主張
2、その理由
3、さらにそれに補強するサポート文または理由
※3まで無理に応えなくても合格できます。
という形に統一し応答すると文を組み立てやすく、自分の主張をすっきりと述べることができます。
一つ目の質問は、「4コマの中の登場人物にもしあなたがなったとしたらどう思うか」というものです。
質問例
please look at the forth picture,if you were the man,what would you be thinking?
この質問は仮定法で聞かれるので、仮定法で応答する必要がありますので直説法で応答しないように注意しましょう。
よって応答は、
If I were the man,I would be thinking “〜“.
ここでも直接話法で応答する方が楽!!
という形で応えると楽です。
二つ目以降の質問は、4コマの内容に関する質問がされます。3つ目と4つ目の質問は4コマに関連する、または派生した基本的には社会問題に関することが聞かれ、それについてどう思うかを応えて行きます。この際も上記のように、1文目で自分の主張、2文目でそう考える理由を述べましょう。自分の応答するテンポを一定にすることで混乱を最小限に抑えられます。
応答例
I think that 〜. 1文目で自分の主張
※質問がwhat dog you think 〜?ではなく、can you agree 〜?とされた場合は、自分の主張に基づいて、I agree 〜. または、I disagree 〜.と応えるといいでしょう。
This is because 〜. 2文目でその理由を説明。
以上が2次試験のそれぞれの問いに対する応答方法です。
面接試験は誰でも緊張するもの。練習よりうまくいかないことがほとんどです。
ブログの筆者は緊張のあまり当日はお腹を下し、試験管に心配されるほどの散々なコンディションで受験しました。
そんなコンディションでも合格しておりますので、しっかりと対策を行えば決して難しくはない試験です。
皆様の2次試験対策が滞りなく進むこと、願っております。
詳細のお問い合わせやレッスンに向けたミーティングをご希望がございましたら、以下よりご連絡をいただければ幸いです。
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