真っ直ぐな道を曲がった先に続く僕の長い英語道

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英検1級2次試験対策

本日は英検1級の2次試験対策について書きます。

本当は一次試験の勉強方法について先に書く予定だったのですが、先日1次試験が終わり2次試験を控える方も多いと思いますので、、、。

 
さて英検1級の2次試験は、

 
スモールトーク

5つのテーマが書かれたカードを渡される

5つのテーマの中から1つを選び、それについてスピーチ(2分間)

自分のスピーチについて質疑応答(5問ほど)

 
という約10分くらいの面接試験です。


このスピーチがなかなか厄介なもので、面接試験で何度も失敗してしまう方もいらっしゃるようです。


しかしながら、スピーチの雛形を決めておくことと、自分の使いやすいフレーズを覚えておくこと、自分の得意なテーマや分野を見つけておけば、英検1級の2次試験では合格点を取れると思います。

 
また、スピーチで問われる内容は英検準一級以上に踏み込んだ社会問題やアカデミックなものとなりますので、日頃からニュースや国際情勢のチェック、社会の中で起きている問題などについては、目を通して、簡単でも良いので自分はどう思うかを常に考える癖をつけると英検の面接やエッセイ対策になると思います。


英検が求める人物像とは、一言で言えば、教養のある人物なのだと思います。社会に出て活躍する際、国際舞台に出て活躍する際、自分の国について、世界について、社会の問題について、科学技術について、様々なトピックについて、様々な国の人と会話する可能性があるわけです。その際に教養というのは、人間関係を築く1つの重要なファクターであるためです。

 
日本人は、一般的に討論が苦手であり、自分の意見を言うことや他者と衝突することを好みません。しかしながら、討論とは本来、他者と衝突するものではなく、自分の意見と相手の考えのすり合わせであり、事実に基づいた事柄をすり合わせ、お互いの妥協点を見つけ、より良い結論に討論の方向性を導いていくものです。

また、もし話し合いを行わないとしても、あるトピックについて、深く考えることはとても重要であり、考えること放棄してしまっては、教養は身につかず、思考力も育たず、いつまでも人間関係を築く1つの重要なファクターを欠いた状態に留まってしまう危険性があります。

 
英検の面接はそのような教養を育ててくれる非常に良い機会、また多くの人にとってはいかに自分が日々をただ何気無く生きていただけだったかを痛感する良い機会になると思います。

 
そんなわけで、英検準1級や1級のエッセイや面接は、非常に良いものであり、私自身も自分の甘さを痛感させてくれた良い機会でした。


それでは、勉強方法の紹介です。

 
まずオススメの参考書は、

 

英検1級 面接大特訓

英検1級 面接大特訓

 

 


試験に向けた取り組み方は、英検準1級の2次試験対策時と同じように、

 
1、与えられたテーマについて、スピーチを紙に書く。

2、音読してみて、言いにくい箇所や文法、単語にミスがないかを確認する。

3、紙を見ずにスピーチをしてみる(この際、2分に収まるかを計測する)。

4、1つ1つの質問に対する答えを紙に書く

5、質問に対する答えを音読する。この際も文法や単語にミスがないかを確認する。

6、紙を見ずに解答する。

 
という流れで学習すると良いです。

 
以前の記事でも書きましたが、参考書の模範解答は参考程度にして、結構です。参考書に書かれているほど詳細に述べられなくても試験には合格できます。

英検1級の2次試験の場合は、トピックが難しいものもありますので、自分が考えても賛成、反対の理由が全く思いつかなければ、参考書の模範解答を参照するとよいと思います。

 
また、対策時に作った自分のスピーチを丸暗記して試験に臨むことはお勧めしません。なぜなら当日に全く同じトピックが出題される可能性は低く、丸暗記した英文が緊張により、言いよどんだり、詰まったり、忘れてしまうと、パニックになりスピーチを続けられなくなります。

 
また、スピーチについては、話す流れを雛形として決めておきましょう。私は英検準1級のエッセイを書いた時の雛形を流用し、

 
冒頭自分が賛成か反対かを述べる。

第2段落理由1つ目を述べる。その理由をサポートする文を述べる。

第3段落理由2つ目を述べる。その理由をサポートする文を述べる。

まとめ以上の理由で、私は賛成と思う又は反対と思う、ともう一度述べてしめる。


と言う形でスピーチを行いました。この雛形は多少形に変化はあれどどの参考書や対策方法を紹介するサイトにも書いてあるものと思います。


質問に対する応答は、

 
yesかnoで答えられる問いについては、

yesかnoをまず述べる。

その後にそう思う理由を述べる。

 
疑問詞を使った特殊疑問文であれば、

自分の考えなどをまず述べる。

その後にそう考える理由を述べる。

 
という形で受け答えをするとすっきりと自分の意見を述べられます。


こちらのフォーマットも多くの参考書で紹介されておりますので、確認してみてください。


1日につき、面接3回分ぐらい取り組めると試験日までに充分学習が行えると思います。


ちなみに、


私が受験した際に私が選択したテーマは、

 
「中小企業を政府は保護するべきか」

 
というテーマであったと思います

 
私に場合は、乗り物に関する話題、教育に関する話題、ビジネスに関する話題、地理の関する話題、日本文化に関する話題が得意であったため、そのような話題を選ぼうと思っていたため、上記のお題がトピックの1つに入っていたことは幸運でした。

 
5つのトピックから1つを選びスピーチするため、必ず自分の得意なジャンルが1つは含まれていると思います。

2次試験対策を行う際に、自分がどう言うジャンルにスピーチを得意なのかについても分析しながら学習してみてください。

 

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