真っ直ぐな道を曲がった先に続く僕の長い英語道

英語、英文法、TOEIC、英検などの勉強方法などを書いていきます。英語の個人レッスンを行っておりますので、英語を学習してみたい、またはされている方、お気軽にご連絡頂ければ幸いに存じます。

TOEIC 500点~600点 勉強方法 リーディング①

昨日までは、TOEICなどに取り組む前の基礎固めについて、リーディングとリスニングの回に分け、ご紹介しました。

本日からは、TOEICの勉強方法を中心に書いていこうと思います。990点に届いていない私がそのような記事を書くのは誠におこがましいことかと思いますが、勉強方法のひとつとしてどなたかのご参考になれば嬉しいです。

「公式問題集はmust!!」

TOEICの勉強を開始するにあたって、私の身の回りから「どの参考書を買えば、良いですか?」という質問を多く受けます。

まず絶対に必要なのは、今更ですが、今まで発売された公式問題集です。

勉強方法によりますが、「TOEICに関しては、公式問題集のみでよい!」とおっしゃる方もいるぐらいです。

2016年5月からの新形式になって4冊、その前の形式で6冊が日本語版では発売されていますが、新形式の3冊は必ず購入、前形式の6冊も出来れば購入することを強くお勧めします(古本であればお安く手に入れられます)。

公式問題集10冊を解くだけでも、1冊に公開テスト2回分計400問×10冊=4000問解くことになるので、公式問題集の単語ひとつまで覚えきることが出来れば、相当な実力アップになります。

旧形式のvol.1などの中には、確かに現在は出題されにくい単語なども多少あります。それでも公式以外の問題集には出せない本番同様のクオリティと、問題と回答の明瞭さ(私の個人的な読解力がないのが大きな理由と思いますが、日本人作者の個人著作の問題を解くと、解説を読んでも「???」や「こっちの解答でも良くね?」という矛盾した問題や解答根拠の乏しい問題に少なからず出会います。)、そして何よりリスニングのスピーカーが本番と同様という大きなアドバンテージがあります。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

TOEIC500点、600点を目指す今回の記事はリーディングの中でも、part5,6を中心に取り上げていきます。
TOEICの試験形式については、お調べいただければと存じます。

「part5の勉強方法」

TOEICのpart5には大きく分けて文法問題と語彙問題の計30問が出題されます。短文を読めるようになることが長文を読めることに繋がるので、part5の学習をしっかりこなしましょう。

part5の学習方法としてお勧めなのは、「問題文をそのまま書き写すこと」です。
紙に書き写しても、PCにてタイプしてもよいです。TOEICの練習問題は「ただ解いておしまい」では、あまり勿体無いです。不経済でもありますね・・・笑。

「文章全部を書き写し」→
「問題を解く」→
「答え合わせ」→
「スラッシュリーディングをしながら、本文中のわからない文法事項、単語を調べて書き込む」
ということを繰り返すことで、最終的に自分だけの教科書と解説集を作ることが出来ます。





私自身が書き写していた頃の例。PCでタイプして印刷してから問題を解いていました。問題集何冊分やったか覚えていないほど。

もし時間がない場合、書き写すことは出来なくとも、選択肢以外のわからない文法事項や単語については必ず調べて理解できるようにして下さい。

part6については、新形式になり文章選択問題が加わりましたが、part5を上記のやり方で取り組みつくしてから、公式問題集のpart6等を解きこなすことで、500点~600点レベルのPART6対策は十分と思います。

「英文を読むときはスラッシュリーディングで読む!」

英文を読めないと悩む方の多くが、「文法事項や単語がわからない」ということに加え、「英語をどう区切って意味を理解すればよいかわからない」いうことに悩んでいらっしゃるかと思います。

その英文を理解する際に有効なのが、スラッシュリーディングです。

スラッシュリーディングとは、その名の通り、英文にスラッシュを引きながら読解していく方法です。

区切り方は、「前置詞の前」、「動名詞の前」、「不定詞の前」、「過去分詞の前」、「接続詞、疑問副詞の前」、「関係詞の前」、「カンマ、セミコロン、コロン、奪取の後」、「長い主語の後、長い目的語の後」など

といわれていますが、初めのうちは品詞ごとまたは意味の区切りごと(形容詞+名詞や副詞+動詞などはひとつの固まりの方がわかりやすい)に細かく分けていければよいと思います。


I carefully removed my sunglasses.を品詞ごとにスラッシュリーディングすると、
(私は慎重に私のサングラスを取った)
I / carefully removed / my sunglasses.となります。
(私、を慎重に取った、私のサングラス)
The basketball player in this picture is my brother.
(この写真の中のそのバスケットボール選手は、私の兄(弟)です。
The basketball player / in / this picture / is / my brother.となります。
(そのバスケットボール選手、この写真の中、です。、私の兄(弟))

「スラッシュリーディングのメリット」

スラッシュリーディングのメリットは、英文を英語の順番のまま理解できるようになることです。

日本人の多くが、学校英語の学習過程で、綺麗に和訳することや、英文を後ろから訳していく「返り読み」などを習ってきたと思います。

しかしこのやり方では、TOEICや英検、日常生活などスピード感を求められる世界の中では、対処することが出来なくなります。

綺麗に和訳をしない。そして出来れば日本語に訳さなくても英文を理解できるようになる方が良いです。

そして、スラッシュリーディングをし続けると、いつかはスラッシュを引く必要がなくなり、頭の中で勝手に英文を意味ごとの固まりで理解できるようになる日が来ます。

これでもかというほどにスラッシュリーディングを繰り返すことで、いつかは誰でも自然に、日本語に訳さなくても英語を読めるようになりますので、ぜひお試しください。

「part5、6お勧め参考書」

① 公式問題集10冊のPART5、PART6
上でも紹介しました。問題演習として、単語学習として、何周もこなすことをお勧めします。

【新形式問題対応】 TOEIC(R) TEST 英文法 出るとこだけ!

TOEICを受験するのであれば、まず最初に手に入れたい参考書の1冊です。TOEICにでてくる英文法はこれ1冊でほぼ学習できると思います。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

TOEIC L & R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEICに対応するための単語集は、この2冊を完璧に仕上げられれば(紹介されている類義語等も覚える)、ほぼOKと思います。

TEX先生の手作りファイルから作られた珠玉の2冊に救われた英語学習者多数。

⑤ 一駅一題 新TOEIC TEST 文法特急

 

新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編

part5、part6の問題演習に欠かせない参考書です。どの問題も本番に出てくる形ばかりなので、何周も学習しましょう!

⑦ TOEIC TEST 単語特急 新形式対策

TOEICに頻出する単語をPART5の出題形式で学ぶことできる優れものです。著者の森田先生の英語力がふんだんに盛り込まれ、語源まで書かれており、記憶に定着されやすいです。

本日は、TOEIC500点から600点を目指す際のリーディングの勉強方法(PART5、PART6)についてご紹介いたしました。

次回は、part7の勉強方法か、500点~600店を目指す際のリスニングの勉強方法についてご紹介する予定です。本日もお読みいただき、ありがとうございました。

tatsuya nagaiのレッスン詳細

https://jmty.jp/s/tokyo/les-eng/article-6sxie

 

tatsuya nagaiのホームページ

https://tatsuyanagaienglish.amebaownd.com