真っ直ぐな道を曲がった先に続く僕の長い英語道

英語、英文法、TOEIC、英検などの勉強方法などを書いていきます。英語の個人レッスンを行っておりますので、英語を学習してみたい、またはされている方、お気軽にご連絡頂ければ幸いに存じます。

TOEIC950点以上を目指す 英検対策にもなる 学習方法 ①

少し日にちが空いてしまいましたが、今日は、TOEIC900点、950点以上、満点を目指すための勉強方法について、そして英検対策の学習にも繋がる記事を書こうと思います。

去年、そして今年とTOEICでより高いスコアを目指すため、そしてTOEIC以外の英語に触れるために色々と試行錯誤してきました。
試行錯誤の末、対策や仕事用にも揃えていた英検用の問題集を更に増強し、自分自身の学習に取り入れ始めました。

揃えたのは、英検準一級と一級の問題集です。中古では価格が高等しているこれらの問題集(特に一級の問題集)ですが、インターネットや古本屋で格安なものを探し歩き、準一級に関しては、過去問を30回分以上手にいれることができました。

一級の問題集については、まだ手に入れられている数が少ないことと、先に準一級の問題集を教材づくりに役立ててたり、分析したり、取り組んでたりしているため、今回は準一級の問題集を使った取り組みを主に取り上げます。

今回の英検の問題集を使った勉強方法は、

TOEICで満点近くをとること、
英語力を更に増強すること
そして英検をギリギリで合格できる正当率を目指すためのではなく、余裕を持って合格する英語力をつけること

という欲張りな願いを叶えたい方向けとなります。

始めに、英検の問題集に取り組んでみてわかることは、TOEICで出てくる単語や話題がいかにビジネスなどに片寄っているかということです(試験の性格上それは当たり前ですね)。よってTOEICの試験対策ばかりに取り組んできた方は、英検の問題の話題の多さ、アカデミックさ、必要とされる単語量の多さに最初は驚くと思います。何より、TOEICではあまり問われない句動詞の問題が出てくるので、イディオム力を増強する必要も出てきます。

また英検準一級以上の長文問題は、TOEICのPART7の長文問題を解くよりも読解力がいるものが多く、選択肢の英文も長いことに加え、正解か不正解かがパッと見では判断できないものが多いです。

またリスニングに関しては、英検準一級でいえば、科学や社会問題などの長文の英語を聞き、2つの問題を解くPART2の問題が、TOEICのリスニングより難しく、聞き応えがあります。

そのため、英検準一級以上の問題集に取り組むことで、TOEICでは味わえない英語に触れることができ、読解力、単語力、リスニング力、さらには英検は四技能をテストする試験のため、ライティング力や会話力も鍛えることができます。

この英検の問題を解くことは、取り組むだけでも英語力の向上に役立つだけではなく、取り組み方を工夫することで、TOEICに向けた学習にもつなげられると感じました。

では、具体的な取り組み方です。
先程も述べた通り、この取り組み方は、英検の合格基準スコアをとることを目標としているのではなく、より余裕を持って合格できる英語力をつけるための欲張りな学習方法です。そのため、英検準一級の問題を解くのであれば、最低8.5割以上の正当率を出すことを最低ラインとして取り組むとよいと思います(自分は9割を最低ラインとして課しています)。

まずは単語学習から

単語学習には、旺文社から発売されている、英検準一級用の「でる順パス単」を使います。もし、この単語集に載っている単語が難しすぎると感じた場合は、受験用の単語集である「システム英単語」を学習すると良いです。

単語帳の取り組み方は以前紹介した通り、
音声をききながら 1日50個~100個のペースで単語を覚えていく。
次の日は新しい単語を50個~100個覚えるのと同時に、前日学習した単語を復習する。
一周したら、もう一周取り組む。
という形で、何周も取り組まれると良いと思います。
(単語学習は毎日のルーティーンすると良い)

この以前紹介した方法に、英検のリスニング対策に向け、より難易度の高い単語を耳で聞いて意味がとることができるようにするために、「でる順パス単」で単語と一緒に流れる例文をディクティーションされることをお勧めします。

でる順パス単の例文は、一文が長いものも多く、文構造が文語調で少し複雑なため、単語力だけではなく、ディクティーションすることでリスニング力を高めるには持ってこいと思います。
そして、英検準一級のリスニングパートのPART2は比較的難しい話題と長い英文の問題となるため、この出る順パス単を使ったディクティーションを行うことで、PART2対策の学習にもなります。

単語学習の次は、リーディングの語彙問題と長文問題について書きます。

語彙問題と長文問題を解く際は、

最低8.5割以上の正当率を課す解くこと
スピードもTOEIC並みの早さで解くこと
問題用紙、解答用紙にメモなど書き込みをしないこと
設問を先に読んで本文を読み始めるのではなく、本文を読みきってから、設問を読んで解答すること

の4つのルールを設け、負荷をかけると良い学習になると思います。

それぞれのパートの時間配分は、

語彙問題、大問1の25問を12分から13分以内(1問30秒以内)、
空欄補完問題、大問2の6問は10分、
長文読解問題、大問3の10問は25分、30分~MAX40分

で解ききりましょう。

英検の問題は、読解力を必要とする問題も多いため、正確かつ高速に多少複雑な英文を読みこなすことができるようになれば、TOEICぐらいの英文であれば、より負担を少なく読みこなすことができるようになります。

リーディングパートの1日に取りくむ勉強推奨量は、大問1から大問3を1セット、つまり実際の英検1回分です。
これにリスニングパートや英作文の学習を加え、1日のトータルの学習推奨量となります。

リーディングの問題については、 これまでもTOEICの勉強方法で紹介してきた

1、大問1の25問を解ききった時点で一度答えあわせを行い、わからない単語や文法事項を調べる。
2、大問2についても6問を解ききった段階で、大問3についても10問解ききった段階で答えあわせを行い、わからない単語や文法を調べ、必要であればスラッシュリーディングや英文解釈を行う(TOEICに比べ文構造が複雑な文や倒置している文が多いため、深く読みましょう)。

という勉強方法にて取り組むことをおすすめします。

TOEICで必要とされる英単語数に比べ、英検はより必要とさせる単語の数やジャンルが多岐にわたるため、一語一語を調べていくことに時間がかかると思いますが、新たな英単語、新たなジャンルの英文を読んでいくことは英語力の底上げにつながることは間違いありません。

リスニングについて、

英検準一級のリスニングの問題は、PART1~3までの3部構成となっており、このうちPART1とPART3はTOEICのリスニングPART3と4に似ているところがありますのでこたつのPARTを学習することは、TOEICのリスニング力向上にも繋がります。また、TOEICにはあまり出てこない会話表現も数多く登場するので、よい日常生活の中で使われる英語の表現を学習することが出来ると思います。

続いて、英検準一級のテスト全体の中でもっとも難しいと思われるのがPART2の12問です。この問題は、1つの問題として出題される長文(120語~150語ほど)の音声に対して、2つの問題がついている問題です。つまりPART2全体では6つの長文音声を聞くことになります。TOEICのリスニングとは比にならない長さであることと、話題が社会問題、国際問題、化学、生物、医療、歴史など学術的なものが多く、そもそも使われている単語自体が難しいというものも数多くあります。時には、背景知識が問題解答の重要な要素となることもあります。

自分自身は、日頃からなるべくニュースや疑問に思うことを調べる性格であったため、そのムダ知識が役立って、内容を深く理解し、解答している問題もあります。このPARTだけではなく、ライティングや面接試験のことも考え、日頃からニュースや多方面の情報に興味を持ち、わからないことは調べるという習慣(しっかり調べるなどというかっちりした学習ではなく、気になったことを簡単にネット検索し、ふーんと頭に軽くいれておくぐらいでOK)が役立ちますので、私自身も今一度肝に命じて、多方面に渡る情報収集から背景知識の習得につとめようと思います。

このPART2の学習こそが、リスニング力を更に高めるものであると思うので、リスニング学習の中心は、PART2の学習にすると良いと考えます。

それでは、リスニングPARTの取り組み方です。

こちらも以前紹介したTOEICのリスニングPART3と4の勉強方法

1、先読みせずに音声を聞く。
2、一度聞いただけで内容がわからなければ、2度~3度聞いて解答する(但し、一度聞いて解答できなかった問題には印をつけておく)。
3、1スクリプト分の解答が終わったら、解答を確認して、丸つけをする。
4、スクリプトを見て、わからない単語や文法がないかを確認する。
5、スクリプトを見ながら音声を聞く(最低2回)。
6、スクリプトを見ないで音声を聞く。

と基本的には同様の学習方法で取り組まれることをお勧めします。

この学習方法に加えて、英検準一級のリスニングPART2の音声については、一度上記の方法で解いたPART2の音声を、日頃から何度も聞き直すことをお勧めします。

以上がTOEIC900点そして950点以上、満点近くを目指すために、そして英検対策にも繋がる勉強方法の紹介になります。

ライティングとスピーキングについては、いつか英検対策の専用記事にて書ければと思います。

韓国のTOEIC参考書のレビューなどについてもまた書いていきます。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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