英検準一級勉強方法②
さて本日は前回に続き、英検準一級のリスニングの勉強方法を書きます。
リスニングについて、
英検準一級のリスニングの問題は、PART1~3までの3部構成となっており、このうちPART1とPART3はTOEICのリスニングPART3と4に似ているところがありますのでこたつのPARTを学習することは、TOEICのリスニング力向上にも繋がります。また、TOEICにはあまり出てこない会話表現も数多く登場するので、よい日常生活の中で使われる英語の表現を学習することが出来ると思います。
続いて、英検準一級のテスト全体の中でもっとも難しいと思われるのがPART2の12問です。この問題は、1つの問題として出題される長文(120語~150語ほど)の音声に対して、2つの問題がついている問題です。つまりPART2全体では6つの長文音声を聞くことになります。TOEICのリスニングとは比にならない長さであることと、話題が社会問題、国際問題、化学、生物、医療、歴史など学術的なものが多く、そもそも使われている単語自体が難しいというものも数多くあります。時には、背景知識が問題解答の重要な要素となることもあります。
自分自身は、日頃からなるべくニュースや疑問に思うことを調べる性格であったため、そのムダ知識が役立って、内容を深く理解し、解答している問題もあります。このPARTだけではなく、ライティングや面接試験のことも考え、日頃からニュースや多方面の情報に興味を持ち、わからないことは調べるという習慣(しっかり調べるなどというかっちりした学習ではなく、気になったことを簡単にネット検索し、ふーんと頭に軽くいれておくぐらいでOK)が役立ちますので、私自身も今一度肝に命じて、多方面に渡る情報収集から背景知識の習得につとめようと思います。
このPART2の学習こそが、リスニング力を更に高めるものであると思うので、リスニング学習の中心は、PART2の学習にすると良いと考えます。
それでは、リスニングPARTの取り組み方です。
こちらも以前紹介したTOEICのリスニングPART3と4の勉強方法
1、先読みせずに音声を聞く。
2、一度聞いただけで内容がわからなければ、2度~3度聞いて解答する(但し、一度聞いて解答できなかった問題には印をつけておく)。
3、1スクリプト分の解答が終わったら、解答を確認して、丸つけをする。
4、スクリプトを見て、わからない単語や文法がないかを確認する。
5、スクリプトを見ながら音声を聞く(最低2回)。
6、スクリプトを見ないで音声を聞く。
と基本的には同様の学習方法で取り組まれることをお勧めします。
この学習方法に加えて、英検準一級のリスニングPART2の音声については、一度上記の方法で解いたPART2の音声を、日頃から何度も聞き直すことをお勧めします。
またpart2の学習に効果的であったのが、前回の記事の単語学習部分にも書いた、
part2で流れる難易度の高い単語を耳で聞いて意味がとることができるようにするために、「でる順パス単」で単語と一緒に流れる例文をディクテーション」することです。
でる順パス単の例文は、一文が長いものも多く、文構造が文語調で少し複雑なため、単語力だけではなく、ディクティーションすることでリスニング力を高めるには持ってこいと思います。
そして、英検準一級のリスニングパートのPART2は比較的難しい話題と長い英文の問題となるため、この出る順パス単を使ったディクティーションを行うことで、PART2対策の学習にもなります。
このディクテーションを行なったことで少し難易度の高い単語も音として意味が認識できるようになり、part2の得点を大きく伸ばすことができました。
次回も英検の勉強方法をかければと存じます。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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