真っ直ぐな道を曲がった先に続く僕の長い英語道

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TOEIC リスニング 勉強方法 ②

前回は、TOEICのリスニング対策として、ディクティーションをすすめるということを書きました。
今回は、TOEICのリスニング対策向けのディクティーションの勉強方法を書きます。

「TOEIC向けのディクティーション勉強方法」

前回のブログにてリスニング学習として、どのレベルの学習者にもディクティーションがおすすめであるということを書きました。

では、TOEICのリスニングの勉強として、ディクティーションを取り入れる場合、おすすめすることは、PART2とPART1の音声を聞きながらディクティーションすることです。

私の尊敬する英語学習者の方々は、PART2,1のディクティーションを中心に取り組まれたことで、リスニング満点を何度も獲得されており、私自身もリスニングで満点や高得点を平均して出せるようになったののは、このPART2,1のディクティーションを来る日も来る日も続けたお陰とおもっています。

TOEICのリスニングで高得点をとることを目標とするのであれば、PART2,1のディクティーションをリスニング学習の中心に取り組むだけで、十分と思います。

PART2,1は短文のリスニングであり、その中に様々なTOEIC頻出単語、文法が含まれているため、ディクティーションにはもってこいと思います。

PART2,1ディクティーションすることで、数多くの疑問文の形や文法事項に触れることができます。
また似た発音の単語や同じ発音でもスペルや意味の違う単語に出会うことで、英語の見識をさらに深めることができます。

PART3,4をディクティーションすることをお勧めされる場合もありますが、長文をディクティーションすると、聞き逃がしたところをもう一度再生することも大変で、非効率であると思いました。(PART3,4のディクティーションに取り組まれるのであれば、リスニング450点以上など、ハイスコア帯になってからがよいといます。)

それでは、TOEICのリスニング学習としてのディクティーションにやり方、取り組み方を以下に書きます。

1日に取り組むべき、ディクティーションの量は、
PART2であれば、「1セット25問の設問と選択肢3つ」をディクティーションすること、
PART1であれば、「1セット6問の選択肢4つ×5セット分」をディクティーションすること、
です。

取り組み方は、

1, 音声を聞きながら、1セット分をディクティーションする。この際、わからない部分が出てきたら、何回か再生し直して聞き取る。よほど聞き取れない場合は、空白にしておく。

2, 問題集のスクリプトを開いて、本文を見ながら、自分が書き取ったものと見比べる。間違えていたり、聞き逃していた場所には、チェックを入れる、赤ペンで訂正を入れる。スクリプトには、間違えたところをアンダーラインを引くなどして、自分がどこを間違えたのか、聞き取れていないのかを見返したときにわかるようにしておく。この際にわからない単語や英文法があったら調べる。

3, スクリプトを見ながら、音声を聞き直す。文字と音を一致させることで、聞こえる単語、文章、文構造を増やす。最低3回は聞き直す。

4, スクリプトを見ないで、もう一度音声を聞き直す。

(写真はディクテーションに使ったルーズリーフの一部。
間違えたり聞き取れなかった単語を赤ペンで書いています。
写真にありませんが、参考書のスクリプトの方は、波線のアンダーラインを引いています。)

この一連の作業にかかる所要時間は、約1時間から1時間半になるかと思います。
1時間から1時間半、集中して英語を聞き取る時間をつくることで、リスニング力を伸ばしていきます。

また、このディクティーションは、毎日取り組まれることを強くおすすめします。
毎日英語を聞くことで、英語の音になれることができ、記憶にも定着しやすくなります。

そして、ひとつの参考書のPART2のディクティーションを1周で終わらせるのではなく、最低2周は取り組まれるとよいと思います。

スクリプトに間違えたところを記入してあることと、何周か取り組むことで、自分の弱い音、聞き取れない音、間違えやすい音を把握しやすくなります。

私個人としては、このPART2,1ディクティーションはリスニング学習初期から取り組み始め、現在も続けております。
TOEIC対策として、ディクティーションした問題集は、旧形式と新形式含めたすべての公式問題集、新形式になってから発売された韓国のHackersの問題集ほび全巻、韓国のTOEIC実施機関であるYBMが発売する問題集ほぼ全巻、その他数多くの問題集など記載しきれないほどになりました。

ディクティーションに使ったノートは膨大な数になりましたが、勲章としてこれからも大切にしていこうと思っています。

さて今回は、TOEICのリスニング学習の具体的方法として、ディクティーションの取り組み方を紹介しました。
次回は、PART3,4など更にもう一歩進んだ勉強方法をかければと思います。

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