真っ直ぐな道を曲がった先に続く僕の長い英語道

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TOEIC 韓国問題集レビュー②

今回は昨年韓国で発売され、今年日本でも日本語版が発売となった、YBMの問題集のレビューを書きます。

まずこの問題集はリスニングとリーディングが別冊となっていて、一冊に収録されている問題量が10セット分、1000問ずつとなっています。

よって、リスニング、リーディングの両方に取り組めば、2000問分のTOEIC形式の問題に取り組んだことになるわけで、コストパフォーマンスにも優れています。

YBM実戦TOEICのLC 1000 新形式対応

YBM実戦TOEICのLC 1000 新形式対応

YBM実戦TOEICのRC 1000 新形式対応

YBM実戦TOEICのRC 1000 新形式対応

韓国のTOEIC参考書は、全体的におすすめなのですが、難点は重いことですね笑。
裁断して1セットごとにホチキスで止めるなど工夫することで持ち運びもしやすくなります。

さて本題の参考書のレビューです。
難易度としては、前回紹介した韓国公式問題集より難しいと思います。
公開テストと同じような緊張感で取り組めるので、トレーニングにはもってこいです。

ただし、発売が去年であるので、より難化しつつある今年のTOEICの傾向にはほんの少し遅れているかもしれません。
しかし、基本的な事項ははは変わらず、クオリティの高さは健在なので、おすすめの一冊であることには変わりありません。

音声はYBMのサイトからダウンロード。
韓国模試の模試の音声は、標準スピード、高速スピード、騒音あり、問題別標準スピードなど目的別のニーズに合わせた音声が用意されているのでありがたいです。

前までは問題別の音声を用意しているところがなく、自分で音声をカッティングされていた方も多かったようですが、今年?去年?から改善されています。

レイアウトは韓国公式問題集などと同じなので(というか韓国の公式問題集はETSから委託を受け、YBMが出版、管理となっているので同じなのは当たり前かも)、やり慣れている方は取り組みやすいと思います。

難易度は去年から最近の公開と同程度(難易度並みの会)とほぼ同じです。
ファーストコンタクトから、「こいつはいい模試だ」と思える、そんな一冊です。

時にLCは瞬間的に判断すると読み違えする選択肢も入っていたりします。音声若干速い?音の繋がりや消失、変化が公開問題集より多めな印象。YBMの問題集ではありますが、ETSの公式問題集ではないため、ナレーターは公式問題集と違う方が担当されています。

RCも設問と選択肢に紛らわしいものが多く入っていて、よく読まないと間違えます。単語が難しいわけでないではないので、取り組みやすいです。奇問はほぼなく、問題と文章でここまでの難易度を出題し、本物のTOEICのクオリティを損ねていないこの2冊、本当に良い問題集と思います。

とここまでは良いのですが、難点としては、誤植の多さでしょうか。第3版までに大分なおされているようですが、取り組む際には注意が必要です。誤植については、 choimiraiさんのサイトに詳しく書かれています。

自分が今まで解いてみて、誤植かなと思っているところは、

RC test6 169.の設問、 what does Mr. Evans indicate about the prices in the e-mail? となっているのですが、この本文のフォーマットは手紙であり、本文中にe-mailも登場しないため、 what does Mr. Evans indicate about the prices in the letter? または the mail? ではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

RC test7 189.の設問、 in the airticle, the word ”certain” in paragraph 2, line1, is closest in meaning to となっているのですが、 certainが本文中で登場するのは、paragraph2の2行目なので、 in the airticle, the word ”certain” in paragraph 2, line2, is closest in meaning to ではないかと思うのですがいかがでしょうか?

今のところ、以上の2点です。もしYBMの赤本、青本をお持ちでこのブログを読まれている方がいらっしゃいましたら、お手数ですが、ご確認頂けると嬉しいです。

以上になります。次回も韓国の問題集のレビューになります。

tatsuya nagaiのレッスン詳細
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https://tatsuyanagaienglish.amebaownd.com