TOEIC 韓国問題集レビュー①
さてここから数回にわたっては、韓国のTOEIC問題集について取り上げていこうと思います。
初回の今回は、ちょうど1年ほど前に発売された韓国のTOEIC公式問題集です。
日本で発売になる公式問題集は、基本的にこの韓国の公式問題集の中から2セット分が選別され、1冊となり発売されます(韓国の公式問題集は5セット分で1冊、リスニングとリーディングは別れた冊子となることが多い)。
ETS TOEICの公式問題集RCリーディング 出題機関未公開2017最新実戦質問独占公開
- 作者: ETS,Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: ETS
- 発売日: 2017
- メディア: ペーパーバック
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ETS TOEICの公式問題集LCリスニング 出題機関未公開2017最新実戦質問独占公開
- 作者: ETS,Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: ETS
- 発売日: 2017
- メディア: ペーパーバック
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この冊子を受けとった時は、配達員さんから直接受け取ったのですが、その際、「ん?」と配達員さん、声を出す。
なんでだろうと伝票をみると品目欄に「化粧品一式」と書かれています。 自分は男なので、違和感を持たれたようで。
でもなんで「化粧品一式」で届くんだろうと、お店の名前を検索したところ、韓国内の雑居?ビルにある化粧品屋?小物屋?雑貨屋?みたいな怪しげなところが発送元の様子。
日本のイミグレーション、税関、通関その辺りはどうなってんだと。甘すぎるんと違うかね。商品が違ってるのを見抜けないのだから、万一商用であっ
たり、多額購入であっても、課税も出来ないし、きっと悪用もされている。こうやって隠れ蓑にして持ち込まれてる色々な危険なものがあるんだろうなぁとしみじみ感じる。
実際、以前ドイツ経由でスペインに行った際、友人がフランクフルトで乗り継ぎ便に乗り継ぐ際の荷物検査ではさみが見つかり、捨てられていたことがある。
日本出国時の友人のバッグにははさみが入っていたのだ。恐ろしい。
さてそんな思い出話はおいておいて、
ちなみに韓国の公式問題集はRCの解答に英文が付いていません。
そのため、アンダーラインを引いて学習される方やスラッシュリーディングされる方にとっては一冊だけだと学習方法を変える必要が出てくると思います。
LCの音声は、YBMの公式サイトからダウンロードします。前までは問題ごとにトラックが分かれていなかったらしく?、一問ずつ聞きたい人は、mp3音源をいちいち自分できって対応していたようですが、今回の公式はしっかり一問一問わかれたトラックがあります。
また、解説もハングル文字で書かれているため、事前に「Google翻訳」のアプリをダウンロードしておきましょう。
このアプリは文字を入力してくれるのみならず、写真でとった画像に写る文字も翻訳してくれるので、非常に便利です。
さて、この問題集は公式問題集なので、当たり前ですが、一言で言うと、非常によい問題集です。
発売が一年前のため、現在本番の試験では、新人の男性や女性ナレーターが登場していますが、こちらの音声が収録されていないのは仕方ないところ。
今後の公式問題集を待ちましょう。
以前も書いた通り、先読みをやめて、聴くことに集中してときました。
先読みしてしまうとどうしても文字を見てしまい、集中力が削がれてしまいます。
2、3問出題される意図問題も、全体をきいた方が解きやすいです。
図表問題だけは、事前にチラ見が必要ですが…。
でも英語の資格のリスニングってどれも面白いですよね。
例えば、
男「今夜クラシックのコンサートに行こうよ!」
女「仕事のスケジュールが忙しいの」
男「僕が手伝うから行こうよ!」
女「それなら行けそうね!周りのみんなに声を掛けてみるわ←みんなが重要!
男「了解( ;∀;)」 いやぁ常識的に考えてこの男性はデートに誘ってると思うんだけどなぁ。
笑える。
おっと脱線。
レビューとしては、
今の本番試験と比較すると、易しめと思います。それでもひねくれている問題が少なく、論理的にもしっかりしていて、誤植も少ないので、やはり公式問題集はおすすめです。
RCについては、test1から3までは日本の公式問題集と同等の難易度。
test4のpart6がやたら難しく、test5が多少捻りがある感じです。
全体を通して、part5が優しめに作られています。
特にtest4のpart6は今まであまりTOEICに出てこなかったような問題で、今後このようなフォームに変わっていくのかもしれませんね(実際1年たってそのPART6のフォームは様々なトピックや一見分かりにくいトピックが多く出題されるようになりました)。
そのほか目に付いた点として、
test2 RC 130. でadhereがadhere A to Bという形で他動詞として出題されています。何人かのネイティヴの友達にadhereを他動詞として使うことについて聞いて見ましたが、 使うという人、意味はわかるという人、使わないという人まちまちですがTOEIC的には使うのでしょう。これは出身国、地域や定住国、地域、今現在英語に触れている触れて いないなどによるものと考えられますね。ネットの辞書だと他動詞として使うというものも増えつつあります。
test4 RC 127. ”an ------- cost”の空所に形容詞 approximateを入れて正解という当たり前の品詞問題ですが、今まではapproximate系がでると、空所の後ろは数詞で副詞 approximatelyが正解というパターンでしたので、これはしっかり読めという問題ですね!
test5 RC 116. 問題自体はここは品詞問題なので簡単なのですが、本文にでてくるvisibilityという単語が、今までの視界や透明度ではなく、知名度と言う意味で出題されていたので、意外でした。
test5 RC 125. 「,」の後ろに形容詞をいれ、カンマ前の名詞を修飾するという問題。具体的には”the Voz 900, ------- for...”の空所に形容詞を入れて正解なのですが、今までの TOEICでこのような修飾のさせ方を出題させたことはあまりなかったと思います。 ここだけにキャプチャーすれば、関係代名詞の非制限用法と捉え、which isを入れると考えるとわかりやすいのかもしれません。
全体としては、やはり公式問題集といった外れのないクオリティであるため、韓国の問題集の手始めとして購入するとしてももってこいの問題集であると思います。
次回も韓国の問題集のレビューをお伝えします。
tatsuya nagaiのレッスン詳細
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